27.html (3561B)
1 <!doctype html> 2 <html> 3 <head> 4 <meta charset="UTF-8" /> 5 <link rel="stylesheet" href="../style.css" /> 6 <link rel="icon" href="/public/minerva-juppiter.svg" /> 7 <title>歩けない帰り道</title> 8 </head> 9 <body> 10 <header> 11 <h1>Blog</h1> 12 <h2>by Minerva_Juppiter</h2> 13 <nav> 14 <a href="/">Home</a> 15 / 16 <a href="/about">About</a> 17 </nav> 18 </header> 19 <article> 20 <h1>歩けない帰り道</h1> 21 <h3>2026-05-20</h3> 22 <p>暗い話なので、好かない方はそっと閉じて下さい。</p> 23 <p> 24 小学3年生のときだったと思う、とても覚えている。<br /> 25 何もしたくなかった。<br /> 26 生きているのが面倒くさかった。歩くのも、立つのも、座っているのも、息をするのも、死ぬのも、とにかく面倒くさかった。<br /> 27 自分が生きている意味を考えたけれど、何もなかった。<br /> 28 何もせずに、消えてしまいたかった。人生の意味があってたまるかと思った。<br /> 29 小学校の校舎の枯れた黄色の壁に反射する光すら眩しかった。 30 </p> 31 <p> 32 もともとは、人より歩くのが速く、誰とも群れない性格だったので、前に人がいるのがストレスで、ずっと走って下校していた。<br /> 33 けれどもそのときは、とてもとぼとぼ歩いていた。誰よりも遅く、地面の柄が移り変わっていくのを、ただぼおっと見ていた。<br /> 34 足を交互に前に出すと、身体が前に進む。それをずっと、ほぼ永遠に、ゆっくりと繰り返すと、いつかは家に着く。<br /> 35 こうして帰っている時間は嫌だったが、それと同じくらい家に着くことも嫌だった。<br /> 36 本当は、学校が一番嫌だったのかもしれない。わからない、私にとって学校は、行くべきものであって、好き嫌いの対象ではないし、行かないという選択肢はなかった。 37 </p> 38 <p> 39 数年前にも同じように歩いて帰ったことがある。<br /> 40 私が転換性障害にかかる、大きなきっかけとなる出来事の日の帰り道。<br /> 41 学祭の1日目の帰り道で、6月かそこらの、日差しの眩しい日だった。<br /> 42 熱さや日焼けなんてどうでも良いと本気で思った。<br /> 43 首筋の後ろに照りつける太陽が鬱陶しかったが、日陰に入る気力もなかった。<br /> 44 数メートル先の木陰が、たどり着けない絶壁の先にあるようだった。 45 </p> 46 <p> 47 だから、小学3年生の頃の私は、実は鬱状態だったんじゃないかなと思った。<br /> 48 それがどうこうなる話ではないけれど、まあ、備忘録みたいな感じで書いた。<br /> 49 誰も幸せにならない文章でごめんなさい。優しく殺してね。 50 </p> 51 </article> 52 <footer> 53 <p>@all right reserved by Minerva_Juppiter</p> 54 </footer> 55 </body> 56 </html>