fanfic

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Author: Minerva_juppiter <94231606+minerva-jupiter@users.noreply.github.com>
Date:   Mon, 16 Feb 2026 22:39:24 +0900

add articles 4 & 5 (#3)

* feat(articles): Add new article "元虐待児先生概念1"

* docs(articles): Add 2026 Valentine short story (Kazusa)
Diffstat:
Aarticles/5.txt | 29+++++++++++++++++++++++++++++
1 file changed, 29 insertions(+), 0 deletions(-)

diff --git a/articles/5.txt b/articles/5.txt @@ -0,0 +1,29 @@ +2026バレンタインショートショート(カズサの場合) +こちら、公式バレンタインエピソードを全力で無視して書いたものですので、解釈違いなど、お気をつけください。 +「せーんせ。って、おぉ…チョコいっぱいだね」 +「いやぁ、みんな、私にもチョコをくれるなんて優しいよね」 +「ふーん。あっ、じゃあ、私からはこれ」 +カズサは小さな紙袋を差し出した。 +「わあ。ありがとう」 +「そろそろおやつ時だし、ね?」 +「うん。そうしよう」 +カズサは紙袋の中から、青緑色の缶を取り出して言う。 +「合いそうな紅茶、もってきたからさ」 +先生は書類の束を仕訳している間、カズサは給湯室で湯を沸かしながら、紙袋の中のチョコの箱を見つめる。 +手持ち無沙汰の間に、窓ガラスに反射した先生の姿を見ようとするのだけれども、モニターに隠れて見えない。 +ポットがグツグツいい始めた頃に先生はソファーに腰掛けた。 +カズサはポットと、カップ&ソーサーの2組を持って、先生の前に置いた。 +「あ、せんせ、ミルク先の人だっけ?」 +「え?あぁ、えっと、拘りはないよ」 +「わかった」 +カズサは紅茶を注ぎ、続けてミルクを入れて、先生の方に寄せた。 +紙袋からチョコの箱を取り出す。 +それをそっと開けると、中には一口大のチョコレートが2つ入っていた。 +先生は紅茶を一口飲みながらその様子を眺めていた。 +カズサはチョコの一つをつまみ、箱を机に置いた。チョコの底にグラシンカップがちょっと張り付いて、箱に落ちた。 +「先生、口開けて」 +口に入ってきたチョコの表面のココアの風味と、舌に伝わる苦みが、チョコレートらしかった。 +離れていくカズサの白くて細い指先がすこし茶色になっていた。 +口を閉じて、チョコをかち割る。 +木苺の甘酸っぱさにと、不思議に優しい独特な味がした。 +カズサは、自分の分のチョコを頬張った。